キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

2016-01-01から1年間の記事一覧

大阪3

土曜の大阪でのカンファレンスで、ズドンと一つ大きな問いかけ続けるべき問いを受け取った。あなたがやっていること、あなたが使っているものは有用ですか?イコール 安全ですか?何に対して有用ですか?誰に対して有用ですか?何を根拠にそういいますか?あ…

大阪2

大阪に向かうときは、京阪で宇治線を中書島駅まで行き、京橋でJR環状線に乗り換えて行くか、淀屋橋まで行って地下鉄に乗り換える、または、JR奈良線で京都駅、姫路行の快速に乗っていくか。この土曜日は、JRで向かった。そういう気分。しかも、運転席のすぐ…

大阪

土曜日は、大阪に行く予定が、以前から決まっていた。 正会員であるイギリス国際アロマセラピスト連盟の臨床研究会。常に、プロフェッショナルであることを意識しながら歩いていきたいが、足元が、まだまだグラグラしているヒヨッコセラピスト。色んな挑戦を…

つかの間の一人

三日の祝日は近所の神社のお祭りだった。お店の前を小さな半被を着た子供たちや、神輿を担いだ子たちかわいい花で飾った花笠を背中にしょった姿を見た。その祭りの日も、昨日も、今日も、仕事。子らに罪悪感を感じながら。子らの時間つぶしも、もうネタが尽…

たった一回、幾万回の一回

子宮がんの検診に行った。いつも行く婦人科。先生もお年を召されたのか、いつになく問診がぞんざいで問診のいすに座るのもつかの間、あの足を広げて膣内を検査する開脚いすに座らされた。きっと、先生には毎日何年も聞かされる幾万の患者の悩みかもしれない…

孫の卵

誕生日月には行こうと思う乳がん検診や子宮がん検診。たいていは、恥ずかしさと、億劫さ、忙しさに後回しにされる。やっと、行った。2人の子を産み落とし、孕み、育み、産むというヒトのメスとしての役割を果たすことを終えたこの子宮を人の親として子が独…

私を送る

いつも夕方、そのお家の前を通るとお線香のにおいがする。家人が、お仏壇に今日の報告をしながら夕餉の膳を供えているのかもしれない。その習慣と、その人を思う時間が素敵だなあと思う。私は、長い危篤状態から、二週間前に死んだんだろうな。初七日を過ぎ…

洗う目玉

毎朝お化粧をする。何年かの引きこもり生活のころも、ガラス越しに刺さる紫外線やお洗濯を干すほんの数分も恐れて日焼け止めだけはする。日に焼けた顔を二度と見ないでいいように。今、毎朝のお化粧の時間は今から出勤する心優しき人たちの心遣いや、励まし…

歌を歌う

なるべく、一人になる時間や、ふと落ちてしまって思い出したり妄想する時間をできうる限り作らないようにしている。声をあげて泣きたいが、一人になる時間も、空間も家にも意外とない。何気ない言葉や、テレビのドラマのワンシーンでじわ~ホロリ・・・とす…

「離」し切れない思い

わが家の消灯時間は9時。子供たち二人とも最近少し守れない。次女は、「ママ一分だけいて~」と、枕もとに少し座っているだけで満足して私譲りの睡魔秒速ノックアウト。のはずが、「一緒にお布団はいって~」とぎゅうと、ひっついて来て安心と慰めをお互い…

妊婦体験、幸せをもう一度

京都府の知事公認の産前産後支援員の資格を持っている。ちょっとの手助けで産前産後のお母さんたちが元気になっていつものありたい自分に戻れるよう自宅に訪問して支援するための支援員。残念ながら、まだその資格を持っている支援員たちを活躍させるための…

今日の料理は

異常気象の影響、日照時間の短さに野菜の成長はすこぶる悪いらしい。わが家の家庭菜園は、もう最後の収穫を終えた万願寺唐辛子があるくらいで子供たちには人気がない。大人ももう飽きた。青野菜も高くて買えずに買い物から帰ってくることも最近多い。最近の…

いつもバンザイしていたい

こんな気持ち、あんな気持ちの時、それぞれに、よく手に取り私にピタとくる言葉が必ずあるという本が何冊かある。その中でも出番が多い、俵万智さんの「生まれてバンザイ」 生まれてバンザイ 作者: 俵万智 出版社/メーカー: 童話屋 発売日: 2010/10 メディア…

香り、色、言葉

最近、お顔に触れさせていただくフェイシャルのお仕事を始めた。美容を目的にいらっしゃるお客様ばかりだけれど、ただきれいになることだけが目的じゃない。自分の顔に触れた時、鏡で見た時、女は自分の気持ちや心の状態、その手触りと目でその心と、健康、…

気づいてくれること

庭のキンモクセイが満開だ。先日の晴天の日、庭に布団を干した。子らが、「今日お布団干したやろ~!いい匂いする~~」と、気づいてくれた。うれしい。うれしい。

香る時間のいろいろ

アロマテラピーで使用する精油は、遮光瓶に入っていて高温を避け、冷暗所に保管すれば一年を目安に使用できる。使用できるというのは、主に植物油に精油を希釈して皮膚に塗布するなどしてトリートメントに使用するのだけれど、酸化したものを使うと、肌刺激…

指輪

毎日、朝、楽しみにしている読物が毎日新聞の朝刊に連載されている、林 真理子著「我らがパラダイス」。作者の林真理子氏の本は、時々、ハッと引き寄せられるように読んでいる。女もいろいろあるので、ああ~、そんな女もいいなあと思いながら読んでいる。超…

内の言葉と外への言葉

あんまり、ほとんどネットサーフィンとかいうものをしないし、そもそもパソコンに向かう時間も最小限なので自分が、ブログという手段で公開した文章を書いていることに今でも違和感を感じている。誰か、他の人のを読むときは、元気にしてるかな~という気持…

また一つ歳をとりまして

今日、43歳になった。43年も生きているのか~。フリーズ状態から解けた合間にワ~っとすべてのことをこなしてきたような43年。もう、固まってる場合じゃないので、トロトロと溶けて染み込んで、何かを潤しながらなくなっていくように残りのこれからを…

なでなで、なでなで

庭に赤とんぼの群れが遊んでいるのを見ると秋の気配と、子供のころ家族で行った琵琶湖バレイの草原で赤とんぼを追いかけたことを思い出したりする。今年、初めて日暮の声を聞いた。日暮が、秋の季語でセミの声だということも初めて知った。今年の初夏、うっ…

夏休みが終わった。長かった~と思うということは、持て余したんだろうな。私に長い一か月、日替わり公演のプロデュース依頼が毎年くるようなものだ。時間を使うのは難しい。場所を移さないとなおのこと。家で人が育つことは難しい。外で、いろんな人と交わ…

暑い味、記憶

子供たちが楽しみにしていた京都の地蔵盆が終わると、あっという間に夏休みも終わりにグッと近づく。処暑、暦では夏の暑さが落ち着くといわれるが、台風の影響もあったのかもしれないが少し朝、夕の空気が変わって日も短くなったように感じる。そして、オリ…

夏 畢る

本ばかり 読んでゐる子の 夏畢(おわ)る 安住 敦毎日新聞の季語刻々で坪内稔典さんが紹介されていた句。まさに長女5年生。彼女のは本、というより文字への逃避と言ってもいいかもしれない。他をシャットアウトするための、そして、やらなければいけないこ…

竹の手仕事  IN 宇治市植物園

夏休みが始まてすぐ、その竹林の伐採、更地になるのに時はかからなかった。 春の筍のシーズンには近隣住民に自由に筍掘りをさせていただいていて、今まで筍を買ったことがなかった。子らと、ジイジとで楽しみにしていた春がもうなくなるなんて。夕焼けの日が…

初恋S

「2学期になったら、S君と一回は隣の席になりたいな~」と、突然、夕食の何気ない時に、ホントに突然言い出したりする次女1年生。まだ夏休み始まったばっかりやのに。冷蔵庫の脇に貼ってある給食当番表のS君の名前のあたりには2個赤いハートマークが書か…

豚の角煮

今日は、一年に数回しか作らなくなった豚の角煮。これだけは、火加減、さじ加減を間違わないというか、決まったように出来上がる唯一の私が一番作ってきた料理。三枚肉といわれる豚のバラ肉の塊をゆで汁と酒、三温糖、醤油を染み込ませてゆっくり煮込む。次…

宇治田楽練習

3回目の田楽の練習会だった。子らが学校からもらってきた田楽出演者募集のプリントを見て長女の「篠笛やりたい」と、私の懐かしい第一回目を観覧した時の記憶が重なって次女も含めた3人での出演を決めた。募集は小学生一年生からだったし、3人の団結力を高め…

M to  L

何か、モヤモヤ、ウズウズする時、やらねばならぬが迫っているとき、どうしてこうも、今しなくてもというタンスの整理や、引き出しの整理、本棚の並べなおしやらしたくなっちゃうのかなあ。そんな時に、もうその、いつかもない着けることもない結婚式のドレ…

ママカレー

まあ~、ま~、ま~、ま~、私の料理は足し算足し算。今日は、恒例ぶっこみカレー。家族の中で、「今日は夕飯いらないよ。」と欠員が出ると、なぜか急に夕飯づくりへのやる気が下がる。または、その人は好まないが他の者は、「実は食べたかったのよね~」み…

鏡も努力

やっと、歯医者に行った。そろそろ歯科検診の時期ですよ、と葉書をいただくようにしているけれど、わかっちゃいるけど歯医者きらーい。と、電話できなーい。が重なって、ずいぶん決心するのに時間がかかってしまった。いつもの検診とクリーニングなのに。恥…