キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

2016-01-01から1年間の記事一覧

毛、におい、デトックス

夜の9時は消灯時間。布団に大の字になって、つらつらとおしゃべりしたり、ちょっかいかけあったり。よく話に登場するのは次女の担任の先生は教師なりたてのまだまだ緊張初々しい方。家の外の世界では絶対的に長い時間を過ごす大人。「ママは、先生より年上?…

晴れ間の間

梅雨の晴れ間。短期で行っていたアルバイトも契約期間も終わって、繁盛期を過ぎ、契約は延長したものの久しぶりの家事をする時間ができた。布団を干し、長女のぬいぐるみたちを洗濯し陰干しする。拭き掃除をし、アイロンをかけ、最盛期を迎えている家庭菜園…

遠い沖縄

もう、ギリギリと、思い詰めてせっぱ詰まって沖縄の役場に電話する。が、でない。平日。が、沖縄では平日ではない。慰霊の日。皆の、鎮魂の祈りの日。遠い沖縄。

あたりまえの自分を探す瞑想

今日は、世界ヨガの日。インドにはヨガ大臣というポストもあるらしい。アーユルベーダやヨガの経典の中のヨガのポーズやらに関してはほんの数ページ。それが、世界中にこんなに広まっている。昨日見たNHKのキラーストレスの番組の中でもマインドフルネスとい…

やれやれ、初めての1本目の歯

今日、次女6歳3か月。やっと、初めての1本目の乳歯が抜けた。ずいぶん長いこと、ぐらぐらしてる~。と気をもんでいた次女。気になりすぎて、食べにくくて、気を使いすぎて、大事に大事にしていた小さな歯。抜けることが怖かったのか、食べる量も減ってき…

メイク、メイク、メイク

今日の私の手提げの中には、きっと最後になる手紙が入っていた。意図したわけではなく、幼友達で、私が花嫁になった日のメイクもしてくれた彼女の店に寄った。彼女による、久しぶりのマスカラやアイメイク、いつもと違うチークの色、いつもと違う私になって…

春のドキっ、やっと決心

学期末に成績表を持ち帰ってくるのはまあまあ中の上くらいの成績の長女。こちらも、期待しすぎず、焦らずほどほどの安心感で待っていられる。が、学年初めの健康診断や、各種検診の結果や再受診のお便りはドキっとする。長女は何年か原因不明、一過性、精神…

溜息

40も過ぎると、まったく新しいことをすることは珍しく、稀なことで、今までの経験や応用でなんとでもこなすことができるが、誰かと一緒にそれらをしたり、採点されるとその点数は自分で思っているほど高くもなく、見下されることがある。今、短期で行って…

切ない ひらがな練習

「今日何時に帰ってくる?」「明日は宿題終わるくらいに帰ってくる?」「明後日はおやつ一緒に食べれる?」「明後日の次は学校から帰ったら家にいる?」「明後日の明後日は何時?」一年生の次女が、日曜日の夜か月曜日の朝に聞いてくる私の帰りの時間。世の…

撫子

今年の母の日は、昨日のひっかき傷をお互い引きずって最悪。しかたがないので、去年一緒に種まきして、1年も咲くのをず~っと楽しみにしていた可愛らしい撫子の花に慰めてもらった。 駅前のいつもの花屋にはたくさんの西洋撫子(カーネーション)がお母さん…

思春期という猫

手の甲に爪痕、ひっかき傷。私の商売道具。その猫をつかみあげた時、恐怖か、または反抗の憎しみ一杯にその爪先はとがる。私が育てた猫。手の甲の血の跡を拭わず、いつまでも、消えるまで私とその猫に見せ続ける。手の甲の傷は、いつかうすくなっていくが、…

おしりちゃん

GW子供の日は、30年以上前の私が、小学1年生の初めての遠足で行った石清水八幡宮へハイキングがてら出かけた。ことあるごとに登る宇治の大吉山より、ややしんどめの40分ほど。階段と、竹林と雑木林の中を歩くコースこもれびの道。八幡さんにお参りして…

宇治の星  Mae.17歳の唄

もう2か月も前から、Mae.ちゃんの今夜の1stワンマンライブがあることは知っていた。初音源の「恋の詩」のCDも買った。サイン入り!2か月、行きた~い行きた~いと思ってはいたが、1年生になったばかりの次女と小学生の子らとのGW期間中、連れていくにも…

ゴム飛び

久しぶりに膝小僧をすりむいた。しかも、股関節も痛めた。今、子たちと私で流行っているのはゴム飛び。THE 昭和な遊び。夕飯の支度のころに「ゴム飛びしよ~」と声がかかる。近所の友達やちょっと年上のお姉ちゃん達と毎日のように遊んだ。くるぶしの高さか…

4月のゆっくり

4月は新入学や、進級、転居や就職、転勤など生活が変わって張りつめて頑張っていることがわかっていても、それを緩めたらスタートが崩れてしまいそうで速度を落とせず突っ走っているようだ。本人自身も頑張っているが、その周りの家族も一緒にその感覚を共…

春という季節は芽立ちの季節だ。ムクムクと言いようのない微かな、はやる気持ちのような好奇心や生きるための始まりが体のどこからか生まれてくる。2年もの間、誘拐され軟禁状態だった少女も春という季節と、待っていてくれる家族という居場所があることを…

3年のアイロンがけ

3年、大きな丸い襟の小さなブラウスにアイロンをかけていた。冬の間、毎朝のバスの見送りの時間東側の木々に遮られて、まだ低い朝日が当たらなかったバスの乗り場のスーパーの広い駐車場いっぱいだった影が3月に入って、急に暖かい光が届くようになった。 …

愛用のスリッパ

5年前のあの日に向かって防災について、命を守るためのアイディアや意識を高めるための番組がたくさん流れている。その中で、次女が気に入って日常に使っているのは新聞紙で作るスリッパ。着の身着のまま、足元の危険がある場所、でも、靴は脱ぎたい。そん…

謝っていない

つい最近の新聞の地元の記事欄で懐かしい人の小さな顔写真が載っていた。25年ぶりに見るその方はその頃よりもまあるい輪郭になっていて変わらぬ笑った顔で、あった。その方も含めて、私には両手ではおさまらないくらいもう会えない人、会いたくないと思わ…

産後うつを見つけて!

昨日の朝刊の一面はうれしかったなあ。 産後うつ対策 初指針早期発見へ問診問診とはエジンバラ産後うつ病問診票のことで4段階の合計点数を加算し状況判断の目安にするもの。産後うつは出産後の急激なホルモンバランスや育児不安、社会的孤立など多様な要因…

腕枕の幸せ

うちの風呂、飯、寝るは6時、7時、9時。眠るころには足が冷たくなっていたり体も冷え気味。布団乾燥機で5分、寝具を温めている。子らを寝かせた後の時間を、少し一人でやり残した用事やこまごまを過ごしたら次女の眠る布団へもぐりこむ。もうそこそこ大…

つぶやきの大きさ

週に一回ヨガの時間。そこで出会ったお仲間の一人に2歳の女の子と、乳児の男の子を持つかわいらしいママがいる。近くに住むお姑さんに子らを預けて一人の時間を楽しみに来ている。それが、えらいなあと思っている。ママも、お姑さんも。ヨガの後のお茶の時…

「育休」「全休」・・・・・・・・・・・・・・・

あの育休パフォーマンス議員の記事も、ワイドショーも怒りと、嫌悪感、悔しさや、悲しさ、絶望、すべての負の感情を引き連れてくる。目にしたくもないが、新聞のテレビ欄の番組見出しに「育休」が「全休」とあり、巧いと思いつつ全身鳥肌と凍り付く悪寒に襲…

象足は悩みのバロメーター

すごく狭い視野で、すごく暗く悩む習性。悩み切って答えが出ている、または話したら決断になっているというところまで一人で悩む。今までの経験から良い結果になっていないことが多いのにもかかわらず、変えられない。 今もそうだったが、そんな時はいつも足…

子供泣かせてまでしないといけない?と問う

夕飯の支度をしているとき、次女が「ママ~、さかむけ切って~、爪もかけてる~。」とやってきた。冬は大人だけじゃなくて、子供も乾燥。いつかの私は、ちょっと待って今できひん。または無視。ワーワー泣かせていた。その声にたまりかねて、政子おばあがう…

不登校・ひきこもり支援への関心

NPO法人こころのはなさんが開催された不登校・引きこもり支援フォーラムあなたの居場所に行ってきた。開催場所が20年ほど前になるが、私が子供たちを対象にした絵画教室の会場にお借りしていたみのり幼稚園内であったことと新聞で見つけた小さなお知らせ記…

きょうようが  ある。

いつ、何かがあったときの待機要員として家にいるといつもの家事をいつものようにこなし、季節や気候によって衣食住のこまごまにも追われたりもする。が、刺激のないそれらに埋もれていくことは幸せであり怖い。ヨガ教室でのおしゃべりの中で、「きょうよう…

あこがれの人、会ってみたいな山極 壽一さんと草の上で

NHKのEテレでのスィッチ達人達アンコール放送で京大総長の山極 壽一さんと探検家の関野 吉晴さんの対談をみた。録画もしていて何度見たかわからない。永久保存版だあと思っていたが、操作ミスでハードディスク内が全消去されてしまった。何度見ても、いろい…

人は三つ目だった

週に一時間半ほどのヨガに通い続けている。まだまだ初心者には一人ヨガは難しい。先生の声に誘導されて、何も考えずに呼吸とポーズにゆだねる時間。自分で考えなくていい時間は貴重だ。猫のポーズは眠る前にも、起きた時にも、ちょっと負荷のかかるポーズを…