キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

2015-01-01から1年間の記事一覧

力紐

日頃、エプロンをつけるのは料理をする時くらいだが、年末は大掃除などあり一日中つけている。エプロンのデザインにもいろいろあるが、首からかける前かけが苦手だ。たったエプロン一枚の重みが肩にかかるだけと思いきや、悪霊でも付いたかのような重苦しさ…

ピアノがある生活

今年のクリスマス、子らはジイジとバアバから電子ピアノをもらった。おもちゃの範囲の値段だが、十分な機能だ。次女は幼稚園の鼓笛隊のシンセサイザーを担当し、うちでも鍵盤ハーモニカや、おもちゃのピアノで練習にいそしんでいる。が、鍵盤が足りなかった…

一年がたってキツツキ気づく

小さな事業を始めて一年になるが、ちっとも知られてもいないし、広められてもいない。始めたはいいが、誰に、どうなってほしいかはあっても、どこでできるかが定まっていなかった。 自分に対する自信と、責任を知るために資格を求めたけれど、そのために集ま…

クリスマスまでも楽し

12月1日からクリスマスイブまでの毎日、その日のカレンダーの日付の扉を開けるとチョコや小さなオーナメントが入っているというロイズのアドベントカレンダーをいただいて、二人の子らは奇数日が次女、偶数日が長女という具合に開ける日を決めて楽しんで…

穴を埋めるより、山を作るほうが楽しかろう

クリスマスプレゼントを探すのにてこずって、ずいぶん穴につまづいたり、のぞき込んだりしていたのに書き留めることもなく通り過ぎてしまった。またどこかでつながっているその穴に戻りつつ、穴の地図を書き留めるか、埋めるか、飛び越えるか、気づかずに進…

鼻くそ

ねずみくんの絵本が好き。たくさんねずみくんの絵本があるのだけれど、どのお話も絵も好き。今、図書館で借りてうちにあるのは「ねずみくんのひみつ」。 ねずみくんのひみつ (ねずみくんの絵本 9) 作者: なかえよしを,上野紀子 出版社/メーカー: ポプラ社 発…

穴の中から、外から

思いがけず、いつもの穴に長く落ちてしまった。あ、これ気になる。なんでやろ?ちょっと、ちょっとそれはないやろ!!これは大事に刻んでおかねば・・・・・・・というような最近つついた穴ではなく、幼い時からの育ちの中の、記憶の穴というものか、避難の…

宇治の楽しみ

どこかに出掛けようと思っても、どうしても行き先が決まらない、したいことが思い浮かばないということがある。何日も前からどこ行く?どこ行きたい?何したい?で、当日もいつでも出かけられる状態でまだどこ行く?とやっている。長女の振り替え休日だった…

素敵、ロマネスコ

ハイブリッドカーが増えたせいか、ガソリンスタンドがとても減った。1円でも安くと会員になったり、安いスタンドをいつもチェックしている。が、行きそびれてもう行かねばと今日までためたTO DO をまとめて外出した。まず、母を送って、続きに衣料品も置い…

遠い、かろやかな、色鮮やかな、優しい襟元

首もとに布を巻くのが好きだ。季節を問わず、肌の乾燥も、日焼けも防ぐことができるし何よりこれからの季節暖かい。ハイネックやタートルもいいけれど、首や肩がつまってしまって最近苦手になってきた。女性らしくデコルテを見せる襟元は素敵。今年は秋が長…

秋に子猫

3年前から夏の終わり、秋にかけてうちの敷地内に子猫の声がする。4年前に死んでしまったが、家でも10年以上飼った猫(オス)がいた。が、子猫の時を知らないので家に居つく子猫たちが生後どのくらいかはわからない。親猫の姿はなく、カラスやヒヨドリにつ…

公園で

先日、週末は雨になるからと次女が逆上がりができるようになったということだったので公園へ行った。西向きの公園で、これからの季節の午後に行くと日が差して暖かい。桜の木の下の鉄棒のあたりは、毎日掃かれている竹ぼうきの線の痕の上に黄や赤に紅葉した…

親子のフェスティバル

今日は、長女の通う小学校の後援会主催のフェスティバルが開催されて各学年の代表各1名ずつが作文を読んだ。その中に、長女が選ばれ本人よりもドキドキとビデオカメラを携えて聞きに行った。獣医さんになりたいという夢。その夢、違う夢にどんどんどんどん…

血の闇、月の闇

購読している毎日新聞の記事につらくショックなものを見つけた。少女たちの祈り 「血は不浄」暗闇に隔離 ネパールの山村で血を不浄とするヒンズー教の考えに根拠のない迷信が重なり生理中の女性は狭くて暗い不衛生な「生理小屋」での寝泊まりを強いられる。…

ご近所で育つ、暮らす

ご近所の一人暮らしの方が、足の骨折で入院された。はじめはお家で養生されていたのだけれどご不自由のようで。夕方、その方から電話があった。「ありがとう。うちの玄関に花があるらしいけど、届けてくれたの?」どんな花か聞くと、庭先で育てているような…

一応行ってます検診に

市民健診に行った。身体検査、血圧、問診、検尿、血液検査、眼底検査、心電図。生活習慣病に対する検査であって、特に他の重病や、ましてや早期発見のための検診ではない。強いて大腸検査や、胃がん、子宮頸がん、乳がん検診を薦められるわけでもない。問診…

秋のある日

先日の体育の日は天気にも恵まれて、次女の幼稚園最後の運動会だった。緊張した顔に、真面目な性格を全面に鼓笛隊、組体操、かけっこ、リレーと一所懸命の姿を見せてくれた。そして、ビデオに撮った自分の姿を見るのも好きな子は運動会が終わった後に、その…

巨大化できる隆起物

先日、ある大学の研究の被験者として背中の皮膚の弾力の測定と補正下着のブラジャーをつけに行ってきた。研究の内容はさておき、補正下着は興味のある代物。20年近く前、友人のすすめる補正下着一式を見せてもらったのだが、その頃はまだまだ自分の体に不満…

凶器だったの~!毛先・・

左目の白目の外側が血が出てるみたいに真っ赤だった。しかも、すごい乾燥。お見せするのも申し訳なく、眼帯をしたりサングラスをしたり。2、3日で引いたのだけれど、自分で見るのも嫌だった。夏の間髪を束ねていた方が楽だろうと思ってのだが、髪が多いのと…

ある日の気持ち

誕生日には、食べたいものをリクエストできることになっている。今年は、どうしてもアナゴの白焼きが食べたかった。が、魚屋のおねえさんの常連さんとのおしゃべりに遠慮して野菜売り場を一周している間にアナゴは売り切れてしまっていた。そんな気分。そん…

誕生日かあ・・

今日誕生日を迎えて42歳になった。35を過ぎたあたりから、あれ?今何歳やったっけ?と自分の年がわからないというかぼやけてきている。なぜ、私はこの両親のもとに生まれ、なぜ私の子らは私のもとに生まれたか。うんうん苦しんでずっと悩んできて、不思議に…

困るのよ休日の過ごし方

絶対的に休日の楽しむための行先や、企画をすることは大の苦手だ。何をしたら楽しいか、喜ぶか、どう楽しんだらいいかがわからないから。そういう意味では、子たちはかわいそう。テーマパークは遊ばされているようで苦手で、遠くに行くためには交通機関や宿…

曲が言葉を連れて歌になって、飛び越える

子供のPTAのコーラスに参加している。「歌の力」と言うと、あまり好きな言い方ではないがそうとしか言い表せない力がある。歌詞を読むだけだと何でもない言葉が、音やメロディが付くと一気にその情景や、誰かに向かって届ける生き物のように意思を持った言葉…

泥の水

「ママ、なんで怖いテレビばっかり見るの?」次女がそう言った。それは、鬼怒川の決壊を伝える中継映像で、画面の中でヘリでの救助活動が行われている。「うん。」言葉にならない。その映像が流れているこの時間の間は目が離せない。そしてその間は、常に、…

ママの良い時代、頑丈なトンネルは作らない。

子育てに悩む母たちをトンネルの中に閉じ込めているのは子育てに対する困難さか、子育てに関する悩みかと言えばそうではないことが多いのではないかという気がする。私はそうだった。子育てに没頭できて、その時間にどっぷり過ごせるのは幸せだ。うまくいか…

トンネルに気づくこと

NHKで「オイコノミヤ」と言う経済学の番組があるが、いつも楽しみに観ている。「忙しい人の経済学」の回は、とても「あ~、私のあの時のことだ。」とすごく納得した。トンネリングと言う状況。これだ、と定めた事柄に一点集中して、他の選択肢を見えなく、ま…

夏の民博

9月5日の毎日新聞の朝刊に、夏休み毎日新聞大阪本社学生新聞主催の民族学博物館で開催された「アフリカンビーズ探検隊」自分新聞を作ろうの報告記事が載った。参加した我が子たちが写った写真は、最古のビーズはダチョウの卵を小さく砕いて穴をあけて、動…

やっと終わった夏休み

いよいよやっと、夏休みが終わった。夏の季節と夏の体だけでももてあましているのに子供らの時間のプロデュースまでするのは難しい。小学生のたった6回しかない夏休みをもう4回も特別なことなしに過ごして終わってから振り返る。もりもりに盛った旅や、発…

夏の時間の使い方

夏暑さで奪われていく体力を回復、チャージするために十分な睡眠時間を確保することは大切なことだと思う。入眠がスムーズな私にとって、体力を回復させる睡眠を深く、それに必要な時間をとることは難しくない。ただ、心の回復や、脳の疲労をとることは、体…

7月の大事な言葉

家族や友人の誕生日月、その人とのことがよく思い出されたりどうしているかなと気になったりする。そして同じように大事な人を亡くした月も。7月は、私が高校1年の期末試験期間の真っ最中だった時叔母が卵巣がんで亡くなった。美空ひばりさんが亡くなって…