曲が言葉を連れて歌になって、飛び越える
子供のPTAのコーラスに参加している。
「歌の力」と言うと、あまり好きな言い方ではないが
そうとしか言い表せない力がある。
歌詞を読むだけだと何でもない言葉が、
音やメロディが付くと一気にその情景や、
誰かに向かって届ける生き物のように意思を持った言葉になっていく。
きっと、選曲も素敵で、しかも今、私のある場所からもう一歩前にでようと
少し背中を押してくれて、少し遠くを見ようとさせてくれる応援歌。
そして、子たちへのメッセージ。
今年の選曲は 音のシンフォニー 山本 直純
夢をあきらめないで 岡村 孝子
BIRD EYES 鳥になった瞳(トルコマーチより) モーツアルト
パリの空の下 H .ジロー
青春真っ盛りのころの歌。
その頃の思い出や、今の私、あの人、子供たちいろんな想いが込みあがる。
聞き知っていた曲に歌詞がついて、新たな楽しみと想像が広がる曲から歌へ。
コーラスでシャンソン?!と言う、発見と世界観の広がり。
このコーラスに参加して3年目だけれど、
毎年の選曲に心救われ、
歌うことで心を整理して何かを越えてきた。
始まったばかりの練習は、言葉をかみしめ、メロディをとらえるのに必死だが、
ピリン、タリン・・
と触れるたびに目からは容赦なくあふれる。
この歌こんなに素敵な曲やったんやなあ。
この言葉こんなにうれしい言葉やったんやなあ。