初恋S
「2学期になったら、S君と一回は隣の席になりたいな~」
と、突然、夕食の何気ない時に、ホントに突然言い出したりする次女1年生。
まだ夏休み始まったばっかりやのに。
冷蔵庫の脇に貼ってある給食当番表のS君の名前のあたりには2個赤いハートマークが書かれているし、(他の数人の男の子にも一個ずつ書かれていたりするが・・)
夏休みの学校のプールで会えるらしく、とても楽しみに
それこそ目の色変えて喜び勇んで出かけていく。
一学期からそんな調子で、就寝前に準備する服はお気に入りをヘビーローテーション。
作文にもS君。
「顔もイケメンやし、服もかっこいい。面白いし、字もきれい。」と。
夏休みの最初の絵日記もS君とのプールで追いかけっこしたこと。
「きょう、がっこうのぷうるで、Sくんとすいちゅうおにごっこをしました。
とてもおもしろかったです。とってもたのしかったです。」
この、とても・・とっても・・・と重ねてくるところが、よりもっと、好き、大好きを感じてしまう。
「Sくん、イラつくけど、すき。」
と、よく言う。
これ、「すきやけど、イラつく。」
好きと、イラつく。
この順番が違うだけで、好き度が全然違う。
頭の中に、いつもS君がいるらしい。
幸せだな~~。
かあちゃんは、次の参観日が楽しみでならないよ。
長女は長女で、明日はおしゃれな友達Mちゃんと遊ぶ約束をしていて、
就寝時間ぎりぎりまで何を着ていくか悩んでいた。
「アイロンあてといてあげるな~。」
と、そのブラウスを見て声をかけると、
「ありがとう~!」
と、えらい素直にお礼を言われて
「あっ、この子、今、初めてブラウスのしわやアイロンに気付いたんかな」と。
誰かとおしゃれを見せ合ったり、気をつけてるこだわりやらに気づきあうことの楽しさに、これから目覚めていくのかな~。と、みていて楽しい女子たちだなあ。