キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

2015-01-01から1年間の記事一覧

手から始まる口、耳、目、心

三月、初めて一人でのセラピストとしてハンドトリートメントイベント参加。その時、女性たちがいってくれた言葉。「素敵なお仕事ですね」「人の手って気持ちいい。」そう、なんて素敵な仕事だろう。と本当に思った。そして、人の手、誰かの手、私の手、触れ…

足踏みの後の一歩は優しく

四月になって、毎日楽しみにしていた新聞の紙面の連載も完全に交代されて、新鮮な視点で新しい風穴がヒュッとあいたような感じ。そのなかに、継続されている連載で精神科医の香山リカ先生のココロの万華鏡。東日本大震災や、大切な人を失った時に時間が止ま…

頼りにしてます、府民だより

春休み期間中は、専業ママをやっている。天気の良い日は屋外で存分に体を動かし、新しい季節の始まりを楽しむ。近場ながら、お花見も楽しんだ。が、天気の悪い日もある。雨の日の過ごし方は難しい。有り余る元気を声の大きさで発散している。その声にあたっ…

水の中のナイフ

ふわっと、あ、またこの感情、この記憶・・・と決まって湧き上がる言葉だったり映像だったりある。 例えば、特に夕食の後片付けをしている流しで水を使っているとき。「水の中のナイフ」ずいぶん前に観た映画のタイトルとそのチラシの写真。「水の中の刃物は…

麦のち春

朝の連ドラ「マッサン」が終わった。半年のお勤めを終えたような気分だ。朝あの時間に中島みゆきの「麦の唄」を聞くことはない。毎朝、あの歌声にふるさとになるはずだった場所を想い、毎朝、あの歌詞に自分の弱さや未熟さ、有難かった時間の続きを惜しみ、…

特別な名前、そして数字

名前はすごく特別な響きや力を持っていると思っている。その人にしかなりえなかった名前。その人を作るべく付いた名前。 それと同じように特別な数字。なんだか、時計を見ると自分の誕生日の数字!日にち!みたいなこと。私なら9月25日なので9:25AM…

幸せの握力

私の指先はいつも力が入っていないし、力がない、足りない。と思うし、よく言われる。物はよく落とすし、缶のプルトップはあけれないし、ビンの蓋も苦手、詰め替え用の手で開けられますと書かれた開け口も3回に一回ははさみが必要だ。高校生の時に測定した…

3月の特別な日

3月は特別な日が続く。3月10日は次女の誕生日。5歳になった。3月11日は東日本大震災。日の丸の赤い穴と、黒いリボン。3月12日は結婚記念日。11年前の今日と11年目の今日に、小さく小さくありがとう、と、ごめんなさい。そして、もう1日。3…

特別な日

3月11日は日本にとって特別な日になってしまった。遠く離れた場所からでさえ、映像でリアルタイムに観るその映像は震える恐怖と逃げなくちゃ逃げなくちゃ・・・とのど元をぎゅうと締め付けられ息ができないほどだった。映像の力は強すぎる。スキー合宿の…

昔道具のちょっと後の私

昨日、子たちと一緒にふるさとミュージアム山城(京都府立山城郷土資料館)に、「暮らしの道具いまむかし」を見に行ってきた。明治から昭和40年ころまでの100年の生活道具と暮らしを知る企画展。羽釜で炊くおくどさんの風景もご飯の味も、五右衛門風呂に…

いつまでも

図書館で本を借り久しぶりに手がちぎれそうなくらいの絵本を持ち帰ってきた。いつもは車でピッと言って帰ってくるのだけど、歩きたい暖かさだったから。 その本の中の一冊。 「おかあさんは、いつまでぼくのおかあさんなの?」 「いつまでもよ」 「いつまで…

TO DO!

洗濯、掃除機、たまに雑巾がけ、お台所が片付いていて、お風呂掃除が終わっていたらとりあえず、最低限のハウスキーパーとしての仕事は完了。いつもの、気持ちよく家族を迎え入れる家。子供らが帰ってくる時間までは、日々のあれこれや子らが一緒でははかど…

お雛さん

お雛さん。私が生まれて、初節句に母方の祖父母から贈られた七段飾り。もう四十年以上になるお雛さん。段ボールは相当年季がいっているけれど、人形たちは変わらない。私たち姉妹がおままごとして遊んだお飾りで今は私の子らがぼんぼりに明かりをともし、遊…

ウグイスと一緒に笑え!!

春告鳥、鶯の鳴き声が聞こえている。ホーホケキョとは聞こえない節回しを次はどう鳴くのかな~と楽しみに今か今かと待っている。上手に鳴くより下手なうちが好き。梅干し好きで、梅干しや梅酒をたくさん漬けるためのに植えた梅の木は、大きく枝を広げて今4…

自己評価と他者評価、そして代金

お金の使い方に自信がない。固定支出、生活費、預貯金、交際費、雑費・・・に含まれるものすべて、意味があるものか、喜ぶ使い方ができているか。お金の得方にも自信がない。「時は金なり」若いころはバイトもたくさんした。今も思う。働いた時間が評価だと…

断捨離は行なのだ、修行なのだ。断行、捨行、離行。

日々、断捨離を実践したいと考えている。断は、やや、たやすい。もらわない、断る言葉をうまく使い、買わなければいいのだから。断はまちがうと我慢になってしまって、時として「自分のためにお金使ってない・・・」なんてくだらない欲しいのかどうかもわか…

紫外線!日焼け注意報!!

今日はすごくいい天気なので、久しぶりに大好きなお布団を干して上靴も洗って、車の掃除もして、ハーブを植える予定の場所を耕して・・・なんて思っていたら、まぶしい~!紫外線刺さる~!!っと少し日が陰って日影ができるのを待っています。以前美白肌に…

眠りの幸せ

冬、特にお布団大好き。 もぐりこんだ時の幸せ感や、朝の名残惜しさは罪だわ~。秒殺モノの入眠の素早さに幸せに浸る間もないのですが、冬は布団乾燥機で3分から5分お布団を温めておいてふわふわぬくぬく。セミダブルのお布団で、このシーズンで最後となる…

せんたくかあちゃん

昨日は久しぶりのあたたかく真青な空だった。久しぶりに庭でゴザをひいて遊んだり、カメを遊ばせたりした。そんな日の眠る前の読み聞かせの本に次女が選んで布団にもぐりこんだのは「せんたくかあちゃん」。家中のものを全部洗ってもまだ洗うものを探すほど…

朝チョコ

わが家の朝のおめざ習慣は長女のチョコデビューした時からチョコレートと決まっている。チョコレートが食べられるのは朝だけ、というルールは以来ほぼ守られていて朝以外の時間に頂けるとなると相当な特別感らしい。いろいろ理屈を並べてくるこの頃も、この…

お風呂掃除

好きな家事は何かと聞かれたら、間違いなくお風呂掃除と答える。暗くなって、もうお風呂の時間!っていうやらなっくちゃ感でやるのは嫌いで天窓からも明るい光のある時間に掃除する。浴槽の中に入ってやわらかいスポンジで磨くのもタイルの目地に沿ってブラ…

赤いニット帽ふたつ

久々に編み棒をもって、二人の子らにニット帽を編んだ。私が編んだのはゴム編の部分とボンボンだけで、目を作ったり、目を減らしたり、閉じたりの要所要所はできないし、やらせてはもらえないのだけれどかわいらしい花の耳あて付のニット帽が誕生した。何も…

食洗器と100点

食洗器にお世話になっている。水も洗剤も少量で済み、熱湯で洗われるのだから人が洗うよりよりきれいに洗えて、手荒れのリスクも減らし、家事の時間の短縮にも一役買ってとても助かっている。さっと大まかな汚れを流して、皿同士がぶつからないように大小の…

節分の玄関

節分。我が家のじいじの誕生日も近いので恵方巻というより手巻き寿司でお祝いもかねている。長女は学校での食育の時間に習ったのか、 真面目に西南西に向かって無言で、 長く、細くまいたネギトロ巻きにかぶりついている間だけは静かだった。今年は次女が幼…

食卓の光と影

ダイニングの照明をLEDのものに変えた。リモコンで白い蛍光色にしたり、黄色い電球色にしたりもできる。夕食時、さっそく電球色の「食卓、だんらん」のボタンをセレクト。ぅん~・・・すごく、料理がおいしそうに見えない。テーブルの色が濃い茶色だから…

自分写真

八十ウン歳になる叔母の家に行った。たくさん飾ってある幸せな子や孫、ひ孫の写真。その中に若かりし頃の伯母が一人白いドレープのロングワンピースを着てお気に入りの赤い皮のスリッパで腰かけている写真。子も巣立ち、女性としても充実していたであろう頃…

掌のほくろ

左の掌にほくろがある。4,5年前に突然浮かび上がるように出現した掌の穴。 ほくろに良い意味や、悪い意味を重ねながら、空の星を頼るようにこのほくろを何かの暗示だと思っていた。そろそろ、このほくろも役目をはたして消えてくれないだろうか・・・掌の…

愛読書はスクラップ帳

家で購読しているのは毎日新聞と暮らしの手帳。引きこもり主婦にとって新聞を広げることは社会とつながるとても優しい毎日の習慣。隅から隅まで文字を追ってはいるけれど、目につき、理解し、楽しむのは決まった項だ。どちらから広げるか、アッサッテ君が終…

お皿にのせるもの

購読している毎日新聞に季語刻々今昔という坪内稔典さんが毎日連載されている俳句の欄がある。毎日楽しみにしているのだけれど、いつかにこんな句があった。牛タン一皿 わが生誕の 十二月 渡辺誠一郎牛タンで誕生日を祝っている句。一人でか、家族でか。家族…

やす子おばさんのカレー

カレーがとても好き。食べるのも、作るのも。関東は豚肉で作ると聞くけれど、やっぱり牛だね~ミンチを使ったキーマカレーも好き。特に夏野菜をたくさん使って。冬の根菜を使うのもいいな~。エビを使って、ココナッツミルクのカレーも大好き。私は、隠し味…