せんたくかあちゃん
昨日は久しぶりのあたたかく真青な空だった。
久しぶりに庭でゴザをひいて遊んだり、
カメを遊ばせたりした。
そんな日の眠る前の読み聞かせの本に次女が選んで
布団にもぐりこんだのは「せんたくかあちゃん」。
家中のものを全部洗ってもまだ洗うものを探すほどのかあちゃん。
桶の中の洗濯板とたくましい腕、ごきげんなかあちゃん。
「せんたくものを ほしたあとは
ラムネ のんだみたいに すっきりするねえ。」って。
落ちてきたかみなりさまをきれいに洗濯してかわいい顔に描きなおしてあげた後、
たくさんのかみなりさまが、我もきれいにと押しかけても
「よしきた まかしときい」
きげんの良いかあちゃん、食欲旺盛のかあちゃん、よく笑う、
よくおしゃべりし、面倒見のいいかあちゃん。
本を読んでいる私もかあちゃんの声、話し方になっている。
私の中にもせんたくかあちゃんの素質はちょびっと、どこかにあると思う。
せんたく日和を待ちすぎ、選びすぎなのかな。
読んでる時の私はせんたくかあちゃん。
本のお話も、せんたくかあちゃんのママも子らは大好きなんだ。