キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

名古屋へ

子らと宿泊する旅に出たいが、なかなかに難しい。
夏休みももう終わりという頃、名古屋に出掛けた。
いつもの私なら18きっぷで時間はかかっても安く、のんびり行きたいところだけれど、
目的が一つならいいが欲張ると時間が惜しい。
今回は往復新幹線で。
なんて近いのでしょう!!
去年、18きっぷで岐阜へ行った時のように、鈍行列車の車窓からここが関ヶ原と言いながらその土地と歴史の時間を想像しながら時間をゆっくり楽しむのもよかったが、乗り慣れない新幹線にドキドキする感覚も贅沢で悪くはない。

私はずーっと観たかったキスリングの展覧会が東京の展示を終えて、岡崎市美術博物館にやってくる!!と、どうしてもに行きたくて。(9月16日まで)
子らは、ひつまぶしが食べたくて。
午前は東山動物園をブラブラとして、イケメンゴリラにドキドキしたり、全く動かないコアラの眠っている姿を見た。ライオンの草むらに立つ様に見とれた。
池でピンクの白鳥のボートに乗った。(ボートがあれば私たちは必ず乗る)
次女は、「ママボート代半分だすよ。」と、ちょっと自分のおこずかいで捻出できるかもという金額の、ちょっと贅沢してるかもと言う時、こんな申し出をしてくれる。ママの懐気にしてくれてる?クゥ~~・・・情けないやら、うれしいやら・・・ありがとう。大丈夫です。
タワーに上った。さっき乗ったピンクの白鳥のボートの池も見えた。
雨に降られた。ずいぶん予定よりゆっくりしちゃった。

昼はつるつるっときしめんをいただいて、汁のしょうゆの色となじみのない味に遠くへ来たのだと思った。

名古屋駅から名鉄豊橋近くの東岡崎まで特急に乗った。
そしてバスに乗り換えて、着いた岡崎美術博物館はガラス張りで空になじんでいて不思議な佇まいだった。
展示は地下で地上階はエントランスとミュージアムショップ。
こうして会いたい人に会いに行き、見たいものを目の前にできることに幸せだなあと思う。
平日の少し遅めの午後の時間だったが、まさかこんなに独り占めのようにキスリングの絵の前にいられるとは思わずうれしかった。が、もっとみんな見に来てキスリング!!
と、みんなに宣伝したいくらいだった。
一巡した後は、銘々もう一度見ておきたいお気に入りの絵画の前にそれぞれが立って、
どんなにその絵が好きかを話すのがいつもの私たちの楽しみ。
ホントに私たちの貸きりのような日だった。

またバスに乗って名鉄に乗って名古屋に帰って、高島屋の地下食でお土産を買って、東急ハンズのセールをブラっとして、高層階から名古屋城も見える夜景を見て、遅めの夕食。
ひつまぶし。
長女は、外食となるとすごい欲張る。自分の食べれる量以上を食べようとする。
胃腸弱いくせに。
次女は「大きなウナギを食べたい」とうな丼。
私はビールと、う巻きも。
家人たちにうなぎのお土産も買って、良い日帰り旅でした。あっという間に京都に着いちゃった。
次に来たときは味噌カツ食べよう。って言いながら。