2016-11-01 洗う目玉 毎朝お化粧をする。何年かの引きこもり生活のころも、ガラス越しに刺さる紫外線やお洗濯を干すほんの数分も恐れて日焼け止めだけはする。日に焼けた顔を二度と見ないでいいように。今、毎朝のお化粧の時間は今から出勤する心優しき人たちの心遣いや、励ましに答えるため。その与えられる言葉のやさしさに耐え切れないであろう涙を朝のうちに流してしまうために鏡に向かって、目の玉を涙で洗っている。居場所があるって、ありがたい。