キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

顔2

お顔や、素肌の体に触れさせてもらうお仕事をしていて、
触れさせていただきながら不覚にも涙がつーっとこぼれてしまうときがある。

眉間のしわ。
ここに、第三の目があるのなら、このシワは、その目をぎゅっと固く閉じさせているんじゃないか。
何を、そんなに怖い目に合ったのか、
見ないようにしたのか、苦しんだのか・・・。

大切な人との別れを、乗り越えよう、日常にしようとしている人。
自分をすごい鎧で守っている人。

触れていると、何かの拍子に私の中にあるものとつながっちゃう時があって、
お互い一緒に目元を濡らしてしまうときがある。

触れることを許し合っていると、時にそんなことがおこってしまう。