キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

金木犀

今年、金木犀の花のにおいをかぐと、もう年末だなあと感じてしまった。
そして、異常に食欲の高まりを抑えるのに苦心した。
「ママ冬眠するん?」
と次女にからかわれる。

今年、庭の夏椿が咲き始めるのが早かった。
咲き終わるのも早かった。
ユリの花が咲いた頃、とっても暑くて、今年は絶対ユリを写生しようと思っていたのに暑さにくじけた。
家庭菜園のキュウリが一時に旬のなり時をこれでもかと生らせて終わった。
その一時にキュウリのカレーや炒め物、お漬物たくさん食べた。
ゴーヤは小さくしかならなかった。
モロヘイヤだけはいつまでも旺盛な茂り方でねばねばをまだまだいただいている。
大根の新芽が大きくなり出して間引きしたところを、何者かに荒らされている。
猫か犬かカラスか、他の生き物か。
たくさん今年は渋柿がなっている。
でもレモンはあんなに花がついたのに実が一つもならなかった。
レモングラスは3回収穫した。
いつもは金木犀の根元から、夏の夕暮れセミが羽化しようと這い出して来るのに今年はほとんどいなかった。
金木犀
今年もよく咲いて香らせて、ほんのり干した布団が香った。
ビワの蕾が、少し膨らみ始めている。

運動会大好き

10月、次女の小学校の遅い運動会が今日ある。
楽しくってしょうがない学年演技のダンスを毎日のように家で練習するから
もう十分見せてもらって、もう観んでエエンちゃうかというほどだが、
親の何とかで一番輝いて見える我が子を観よう。

「運動会大好きや~
 絶対、青組優勝!!」
と、興奮して寝た次女3年生。
振替休日を経て火曜日提出の宿題は全くの手つかず。
健全な小学生で愛おしい。

請求書0円

授業参観へ行った。
道徳の時間。
「お母さんの請求書」
だいすけ君がお母さんに請求書を出した。
おつかいに行ったお駄賃100円
おそうじしたお駄賃100円
そろばんのお稽古に行ったご褒美200円

そうしたら、お母さんから400円。
そして、お母さんからも請求書が来た。
親切にしてあげた0円
病気の時の看病0円
服や靴を買ってあげた0円
食事を作ってあげた0円

みんなだいすけ君になって3年生らしいかわいい答えや、
おりこうさんな答えがたくさん出た。
何度も手をあげる子たち。
うちの次女は、どんなことを思いながらこの授業に参加しているのだろう。
うちはお小遣い制だし。
ママの財布は堅いし。
最近できることが増えてきて、人使いは荒いし。ね。

ママもあなたに請求書0円。
いつも、家の中を笑わせて、和ましてくれている。
いつも元気でカワイイ。
時々頑固。
オセロで、百人一首の札の数で負けて泣いて、すねても、OK。
MY WAY
進め、あなたのそのままで。

45歳になりました

9月25日、45歳になった。
とても自然なことだ。
毎年、一つ歳を重ねて積み上げていくということは。
そう、思えた1年だった。

いつも通りのその日を、いつも通りに朝をはじめ、仕事へ行き、
無性に食べたくてリクエストしたミートスパゲッティとグラタンが用意されて、
乾杯する。

誕生日の度に、こんな誕生日のはずじゃなかったのになと
これからも幾度となく思うかもしれないが、
こんな下手な生き方をしていても、
子を産み、私が歳を重ねていくのと一緒に子らも大きくなって
今一緒にいてくれていることに感謝すれば
毎日あわただしく通り過ぎていくけれど
ひととき、時間が伸びているようなじんわりゆっくり止まっているように錯覚した。

次女が習いたてのローマ字を使って怪文書のお誕生日カードをくれた。
きっと、とっても時間をかけて書いてくれたのだろうな。
そして、前日子ら二人で行ったまんがミュージアムで買ったというパラパラ漫画をくれた。
実は次女の欲しかったものだと知っている。
帰りが遅いと思ったら、ミュージアムショップで迷って迷って選んだんやろなあ。
長女は、きれいな筆ペンをくれた。
ママは、硬筆より筆の方が字書くの上手やからって。

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手作りドレス

次女3年生が夏休の工作として作った作品を宇治市の子供手作り文化祭に並べていただいたので見に行ってきた。
たくさんの子供たちの夏休みや物作りへのエネルギー、ユーモアがあふれていて
ちょっとそこらの美術館でエライ先生方の作品を見るより面白い。

次女も夏のあまりの暑さに室内にいることが多かった夏休み、
縫物をチクチクチクチクとせっせとせっせと楽しんでいた。
リカちゃん人形の着せ替え用の洋服。
私なんかは母に裁縫なんか習うまいと思っていたので、
自己流に縫うのは好きだが自己流ゆえに見せられたものでない仕上がり。
やり直し必至なので、基本やらない。
次女はバアバに教えてもらいながら、時々は衝突するものの、
初めてが多くて楽しいが勝る。
よかったよかった。
布にレースを張ったり、たくさんギャザーを寄せたりして何着かのドレスができた。
次女は最後のドレスはと、ウエディングドレスに取りかかった。
・・・そういえば、ママの結婚式の写真やら見たことないやん。って。

お蔵入りしてるし。
「どんなん、着たん?」って何回も聞かれてるけど。
きっと、見せることないと思うけど、
言葉では言っといてあげるな。
真っ白で、ふわふわで、所々つまんであって、
ビスチェで肩も背中もキレイに見えて、
腰までのショートのベールには雫のビーズがついてて、
ショートのグローブ、
髪飾りもブーケも、生花で白のプルメリアだった。
どんなか、わかんないでしょ。
言葉で言っても似たり寄ったり。
でも、必ずどの人にも絶対これって言う一着があって、
あなたにもあるよ。
その一着。
ママにはママに一着。
押入れの奥の奥で、ずーっとママのもの。
もう一回着ることあったらうれしいなあ~~
その時はもう一着追加!!

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