キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

鳥の巣

7月6日、野鳥が卵を温めているのに気づく。

うちの鬼門に南天やヒイラギの木が植えてある。
勝手口の通路の脇に。
毎日1日幾度となく通る勝手口の先に。
そのヒイラギの枝に、鳥の巣が作られているのはもう少し前から気付いていた。
細い枝と、荷物のビニールひもを細く裂いたもので作られていた。
私の目の高さより少し上の高さ170センチくらいのところに。
掌ですくえそうなくらいの大きさ。

そこで、突然に母鳥が、1日のほとんどをその巣の中で卵を温めはじめた。
野鳥に詳しくないが、しゅっとスマートで、尾は巣からはみ出ていて、
一応気を使って巣の脇を通る私たちを警戒するように頭をあげて、その黒い目とちらりと目があう。
先週は、夕方急に暗くなったかと思うと土砂降りの雨という日が何度かあった。
母鳥はけなげにも卵の上から離れず、もう一段上のヒイラギの枝に守られながらも、雨に濡れながらじっとしていた。
このまま、幾日かすれば可愛いひなが生まれてにぎやかになるのだろうと、
楽しみな気持ちを書き記すページになっていただろう。
もっと、早くに書いていれば。
だけど、昨日から母鳥は帰っていない。
2個の卵を巣に残したまま。
母鳥。
母鳥。

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