キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

折り鶴

長女6年生が、宇治市が募集していた長崎平和訪問団に応募して
一泊2日で8月8、9日平和式典に出席する機会をいただいた。
事前研修、事後報告、作文、平和フェスタなどへの出席などしなくてはならないこともたくさんあるだろうが、
この上ない貴重な体験をする小学生最後の夏休みの一つとなる。

その一つに、千羽鶴の100羽を折るという宿題。

困った。
子らに、折鶴さえも腰を据えて折り方を教え、楽しむということすらしてこなかった。
母の失敗。
日本人なら折り鶴くらい折れる、折れなくちゃ。
なんて思っていたのに、自分だけ折れて子は折れないなんて・・・
土曜の夕食後から、早々と食卓を片づけて、まずは所定の小さい折り紙は難度が高い。
練習用の折り紙を使って癇癪や、ヒステリーを起こし、自分の下手さに毒づきながらの
第一夜。早々に終幕。

第二夜、日曜日、次女2年生も自分の折った鶴も連れて行ってほしいと羽や顔になる前のひし形の部分までを担当し、分業制に。集中して、理想のシャープさと美しさをイメージして、まだまだ練習。

第三夜、今夜はグンと上達して、折る作業の中に、心も込めることも。

そろそろ本番。
しばらく、毎夜、小さな手と、大きな手、家族総出で100羽をつなげて
長崎へ連れて行ってもらう。