キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

知っている暑さ

今年の夏は尋常じゃない。
熱すぎる。
が、知らない暑さじゃない。
元夫と住んでいた海砂のコンクリート、断熱材もなし。
屋根はトタンとあの台所、私の仕事場はいつも40度を超えていた。

スズメちゃん(朝ドラ「半分青い」)、
そのむき出しの、あなたが住み始めたそのトタンの屋根は
いち早く雨の音を知らせ、
夏はトタンが焼けて家の中で蒸し焼きにされる。

その頃の私の日常、連日の38度超え。
涼めたのは週一の生協の荷物の分配のために
出掛ける車中のクーラー。
殺人的なこの暑さも、
私の体は記憶している。
それだけのことだけど。