キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

自転車の買い替え

長女6年生。
一年生の時に2代目の自転車を買い与え、町内を乗り回し、
自転車教習を受けたのち公道デビュー。
「自転車小さい」の訴えを適当に聞き流し、
気が付いたら本当に小さくなっていた。

私のスケジュールと、子のスケジュールが合わずなかなか買い替えにいたらなかった。
自転車の仕様、耐久性、用途、中学生になったときの使用回数などを考えた時の買い替え予算を相談しながらやっと買った。

高校進学で通学に使うようになれば、また新しいのが必要になるだろうと、それなりのものを買った。
そう思っても、やはり、買い替えは早いに越したことはなかっただろうなあと思う。
次女の時はそうしよう。

例のごとく、長女のお下がりを次女にあてがったところ「お下がりばっかりイヤや!!」
と、溜めていた我慢の言葉をいっぱい並べた次女。涙をためてこぼして。
言い尽くして一晩経ったら、長女にピカピカに磨かせたお下がりの自転車を正月早々町内を乗り回していた。
そして、自分が乗っていた自転車も同じようにピカピカに磨いていた。
また、暖かくなったらサイクリング行こな。


私は妹と
「お下がりイヤやとこんだけ文句言えるのっていいなあ」
と自分たちの子供のころを思い出してうらやましい気持ちになった。
従兄弟のお下がりのさび止めペンキで真っ黒の自転車や、
初めて買ってもらった自転車のことを思い出しながら。