半年という時間
半年。
別居して5年、昨年末に離婚して半年が過ぎて、
そこに住んでいた頃の子育ての戦友たちに、「またね」のないお別れの手紙を暑中見舞いに乗せて送った。
やっと、言えた。
感謝を込めて、お互いのエールも込めて。
一週間に一回のヨガに通い始めて3年ほどたつ。
それぞれが自分のためだけに毎週楽しみにしている時間。
子らや家族を送り出し、家事をこなした午前の2時間。
ポーズを始める前の皆がそろうまでの世間話や、身近におこった話。
たいてい自分の話や、せいぜい子らの話。
母、または一人の女でだけあればいい時間。
皆と知り合って、順風満帆よき母として、妻としての家庭を持つ女として見られていた。
そう振舞っていたかもしれないし、私自身がどこからどう見てもそうみられてしまうのか、フリも上手なのか。
半年たった。
彼女たちに告白した。
彼女たちの肌に波立った鳥肌の小さなザラザラとした空気が部屋中に満ちた。
告白はできたが、彼女たちの顔は見れなかった。
彼女たちのショックを受け止められないこと、私の目からはこぼれそうなものがある。
半年とは、まだまだそういう頃。