悲しき独裁者ヒトラー母
恐妻、独裁者ヒトラー母。
この閉塞感、やるせなさ、悔しさ、苦しみ、寂しさ、無念を同じように
与えるために、知らしめるために、
あなたにとっての心地よさや快適さ、すべてを許さない。
子供をイライラさせ、怖がらせ、気を使わせ、一人の世界へと心を閉ざさせる。
その感情わからないでもない。
両方、知っている。
でも、それらによって失った時間の取り戻し方も
相手に対する許し方も、
これからの時間をどう紡いでいくかも、
連鎖の断ち切り方も
わからない。
ただ、その時、あの場面での
反省、自分の癖、後悔を今ならわかる。
今でも、その場面に居合わせた時は、
幼い時の癖のそのまま。
胡桃のように硬い、透明なシェルターに閉じこもって
漂う風になる。