キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

春の一泊

子らと3人で、一年に一度は宿泊して出かけたいと思っている。
2泊以上が夢だけれど、今年も一泊で。
行先はリクエストがない限り私が決めてる。
今回は、和歌山の白浜へ。
なんだか無性にパンダに会いたくなったから。
いつもは、クマがただ白と黒のツートンなだけと思っているパンダだけれど、
小さな元気に遊ぶ彩浜とお母さんパンダの姿が見たくて。

JR新大阪から特急くろしおに乗って海が見えた時の興奮と斜面に並ぶミカンの木、咲き始めた桜。
一日目は白浜の海岸線、白良浜千畳敷で遊んで夕日の絶景スポットへ。
白良浜の冷たい白い砂を素足で歩く気持ちよさも、海のいろの明るさも旅に来たっていう解放感。
自己責任。千畳敷の命知らずにアスレチックのように降りていく子らに追いつけない強風と打ち付ける波しぶきと絶壁。

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たくさんの人たちと眺めた雲に遮られて落ち切る夕日を見れなかったことも、
みんな楽しかった。

2日目、ウォーキングサファリで走りまわるチーターの姿がかっこよくてきれいで、いつまでも見ていたこと。
キリンの舌が大きくて冷たかったこと。
たくさんいすぎてありがたく思えなくなってしまったパンダ。
イルカショーが始まるころ発表された新元号「令和」。
旅のお小遣いで次女が手に入れたパンダのぬいぐるみに「令浜」と名付けたこと。
移動の車中で話好きの坂本冬美ちゃん大好きな追っかけのおば様とのおしゃべりも、
旅ならではの初対面の他者やハプニングとのかかわり方をする子らの反応を見るのも楽しい。
自分の荷物は各自自分で持つ、旅先での情報収集、交通手段、時間の有効活用などそれぞれの協力と機転、瞬発力でだんだん旅がみんなでできるようになっていることに頼もしく思えたなあ。
良い2日間だった。