キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

リフォーム第三弾

ここ何年か、台所、洗面所トイレなど水回りのリフォーム工事をしている。
そして今年は、第三弾!浴室の計画。
父母もまだまだ介助もいらず自分のことはできるが、そのためにも安全な浴室をと。
もう三十年以上もそのままで、天窓は冬寒くて、床も壁もタイルで冷たくて滑りやすく、掃除も大変。
ショールームへ行ってシュミレートして、見積もりだして、担当さんと詰めていく。
毎回だけれど、家族の歴史の中で時々に解決しきらなかったわだかまりや、我慢や、憎しみのいろいろが家中を揺らす。
エネルギーがいることだ。
壊すこと、新しくするということは。

出戻った私と、子ら2人がいてもいなくてもしなくちゃいけなかったであろう水回りのリフォームとは思うが、この場所にとどまってしまうことになる。
おしりに根が生えてしまうような、腰の重くなることだ。
あと何年親は生きるだろうか、
あと何年したら子らは自立して出ていくだろうか、
あと何年したら私は一人になるのだろうか。
と、考えてイメージを思い描いて私のこの先を決めていく。