キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

今は宇治の市民だ。田楽祭り

宇治の田楽祭りが終わった。
月が出ていた。
風が冷たかった。
子たちは去年よりも、一昨年よりも踊りが上手だった。
しの笛をふかせてもらえる曲数が増えた。
同じ宇治に住む市民の一人として、大人も子供も、知り合い、共同することは心強い。

こんな一つ一つに、あの集落を思い出し、
もしまだ住んで祭りの担い手として私たちがあったならと
裸足の砂の感触を思い出しながら、あの砂浜に重ねるように想像する。
少子高齢化と過疎化。
重宝がられたであろうに。