キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

雲  揚羽  我  可燃性

毎日新聞を購読している。

季語刻々の俳句の記事に7月25日に紹介された句。

雲が湧く 揚羽もわれも 可燃性       谷 さやん


いつの日か、ヘゴの木に張り付けられた揚羽の羽。
蒸し蒸ししたその亜熱帯の地で、原始の木ヘゴ(私)に張り付けられたアゲハ(娘)。
その後ろには高く湧いている雲。
それらが皆、可燃性だ。と

ジリジリと燃え続けているところが想像されて、意味ありげに燃えて焼かれ続けている夏だ。