キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

言葉の不思議

基本、徒歩圏内に生活、仕事の範囲においているので、
格段に本を読む時間や、日記を書く時間が減っている。

通学や通勤の時間には、たくさん本も読んだし、
向かいに座る人たちをチラチラと盗み見て
カバンの中の画帳にクロッキーしたものだったが、懐かしい。

最近、ジュンパ・ラヒリ著 「別の言葉で」を読んだ。
両親からはベンガル語、生活圏はアメリカなので英語。
そして、出会ったイタリア語に魅せられてイタリア語で文章を書いている。
イタリア語だからこそ書けたという、物語。
そのそれぞれの言語だからこその人としての人格、行動、思想というものがあるのだろう。と思う。

私は、I~~.で始まる文章が好きだ。
必ず、‘私‘があるから。
言葉の中にも、生活の中にも、‘私‘を見失うこと、無くしてしまうことが怖い。
失くしてしましそうなとき、わざわざ、「私」という。
または、なぜだか、頭の中で言いたいことが英語で浮かんで、
それを翻訳するように口で日本語で話すようなときがある。

自分でもおかしいのだけれど。

この本、私がモヤモヤと思っていたことや感じていたことを
とてもなじむ言葉と空気感で書かれていて、気にいっている。

 

べつの言葉で (新潮クレスト・ブックス)

べつの言葉で (新潮クレスト・ブックス)

 

 

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