キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

写真

たくさんのたくさんの写真の中に私がいる。
日付は、‘99~‘04。`99、`00年頃が多いか。
若くて、一番美しかったであろう私を記録して残してくれていた。
私を想って、私を見ていてくれていた人がいたという証。
そのカメラに向かって、その気持ちを受け入れ、また同じ気持ちでいた私がいた。

そのたくさんのアルバムから、幾枚かをぬきだして今、手元にある。

このセーターの色、このコートの色、気にいっていた帽子を着ている私が好きだった。
この光りの時間、このシャッターを押したときの気持ち覚えてる。
私にこんな幸せがあり、こんな顔で笑う私がいたということを忘れないで、覚えていなくちゃ。

そんな時があって、あんな時もあって、これからを進まないといけない。

早く、私は「今」をシャッターを押せるようにならなくちゃいけない。