キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

私が幸せでありますように

毎日新聞を購読している。
毎日曜日にある小川糸さんの読物も楽しみにしている。

糸さんは毎晩眠る前、朝起きた時にお布団の中で毎回同じ言葉を唱える。と。

私が幸せでありますように。
私の悩み苦しみが、なくなりますように。
私の願い事が叶いますように。
私に悟りの光が現れますように。

私の親しい人たちが幸せでありますように。
私の親しい人たちの悩み苦しみが、なくなりますように。
私の親しい人たちの願い事が叶いますように。
私に親しい人たちに悟りの光が現れますように。


生きとしいけるものが幸せでありますように。
生きとしいけるものの悩み苦しみが、なくなりますように。
生きとしいけるもの願い事が叶いますように。
生きとしいけるものに悟りの光が現れますように。


私の嫌いな人たちが幸せでありますように。
私の嫌いな人たちの悩み苦しみが、なくなりますように。
私の嫌いな人たちの願い事が叶いますように。
私の嫌いな人たちに悟りの光が現れますように。       
       
私を嫌っている人たちが幸せでありますように。
私を嫌っている人たちの悩み苦しみが、なくなりますように。
私を嫌っている人たちの願い事が叶いますように。
私を嫌っている人たちに悟りの光が現れますように。       
       
生きとしいけるものが幸せでありますように。

アルボムッレ・スマナサーラというスリランカ出身のお坊さんの提唱する瞑想法だそうだ。
自分自身の幸せの延長線上に、誰かの幸せがあるということはいいことだとも書いていらっしゃる。自分の幸せを願って、自分自身の幸せを知ること。

これは、私の今、たった今の最重要課題だ。
しかも、緊急な。

試しに二晩ほど早速唱えてみようとしたが、私の幸せを・・・
というところですでにつまずいた。
さらに、その後の私の嫌いな・・・私を嫌っている・・・では気持ちが昂りすぎて、
憎しみや、妬みや恐ろしい気持ちが噴出してきて、全くダメだった。
何よりいけないのは、その私の嫌いな人の中にも、私を嫌っている人の中にも「私」が入っていることだった。

しばらく、私が・・・と、私の親しい人たち・・・生きとしいけるもの・・・というところまでを何も思い煩うことなく唱えられるように。
心静かに眠れるように。

とにかく、はやりものの健康法のように、いいと言われるようなものは何でもやってみる。