キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

追憶

The Way We Were--『追憶』

 

Memories,
Light the corners of my mind*1
Misty water-colored memories
Of the way we were

Scattered pictures,
Of the smiles we left behind
Smiles we gave to one another
For the way we were

Can it be that it was all so simple then? 
Or has time re-written every line? 
If we had the chance to do it all again*2
Tell me, would we? Could we? *3 

Memories, 
May be beautiful and yet
What's too painful to remember*4
We simply choose to forget
So it's the laughter*5
We will remember
Whenever we remember...
The way we were...
The way we were..

 

http://udzu.blog123.fc2.com/blog-entry-84.htmlより

 

思い出が
心の片隅に光をともす
おぼろげな水彩画のような
あの頃の二人の思い出

散らばった写真には
忘れてきた微笑が
二人で交わした微笑
あの頃の二人の姿

あの頃 全てがこんなに単純だったのかしら?
それとも時が全てを書き換えてしまったのかしら?
もし もう一度やり直すことが出来たら
ねえ やり直す? 出来るかしら?

思い出は
美しいものだけれど
思い出すにはつらすぎるもの
安易に 忘れることを選んでしまう
だから 思い出すのは
あの笑い声
思い出すたびに
あの頃の私たちを…
あの頃の私たちを…

 

 

 

映画「追憶」の中で何度も流れるこの曲。
5年越しで、この歌に出会い、コーラスで歌うことができた。
歌を歌う人たちが、どんなに悲しかったり、うれしかったりする歌の歌詞でも
泣かずに歌えることが不思議で、
とうとうと歌われることにとても感心していたのだけれど、
理解して、悲しみを乗り越えて、
心とお腹に力をため込めた時が歌える時、今になった時なんだと思う。

大きな波にさらわれて漂流したままの私。
くだけて波の一片になって
いつまでも、何度もその岸辺によせては帰っている波の私。

きっと、これからも、何度でも小さな波となってまとわりついたり
何度も何度も、その砂浜の砂を濡らして、削ってそこに行くだろう。

だけど、私はこの歌が歌えてうれしい。