人は三つ目だった
週に一時間半ほどのヨガに通い続けている。
まだまだ初心者には一人ヨガは難しい。
先生の声に誘導されて、何も考えずに呼吸とポーズにゆだねる時間。
自分で考えなくていい時間は貴重だ。
猫のポーズは眠る前にも、起きた時にも、ちょっと負荷のかかるポーズを続けた時も
よくするポーズの一つ。何度もしている。
脊髄から末端へ広がっていく末端神経の鎮静、刺激に良いポーズだと思われる。
首から尾骨までをそらせて伸ばしている時、
「目を開いて、額の第三の目と目を合わせるような、
または、少し先の一点を三つの目で見つめてみましょう。」
と、当たり前にあるように。
初めて聞いたその言葉だったが、ヨガの時間は不思議。
額の目があいた。開眼。
あることも、閉じていることも忘れてた~。
くらいの感じで目と目と目が合った。
それ以来、三つ目の目は開いたままだ。
なんだか、見ている、見えている。
三つの目で見るのは、「あ、私ここにいた。」という気持ちになった。
なんだか人に会うのも、怖くないかも。