キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

巨大化できる隆起物

先日、ある大学の研究の被験者として背中の皮膚の弾力の測定と補正下着のブラジャーをつけに行ってきた。

研究の内容はさておき、補正下着は興味のある代物。
20年近く前、友人のすすめる補正下着一式を見せてもらったのだが、
その頃はまだまだ自分の体に不満もなく、
自分の筋肉や皮膚の力で満足していた時期だったので購入には至らなかった。
が、時は過ぎ、年を重ね出産や育児や、穏やかな日常は体も変える。

そして、つけてみて欲しくなったか・・・
普段つけているサイズより2カップもサイズアップした。
見慣れた高さの位置よりもずいぶん上にバストトップがある。
背中や脇のお肉がそのカップに納められ、尋常でない二つの隆起物が出現した。

これをつけたら、女というものの戦闘態勢。
なんか!やるで~~!!
みたいな交感神経スイッチオン!!
変なフェロモンまで出そうなムンムンふ~じこちゃ~んになりそうな。

お母さん、セラピスト、誰かと緩やかにつながりたい私にその胸は似つかわしくなかった。
しかも、胸いっぱいに十分に息ができない。
締め付けられているという感じは思ったよりなかったけれど、
体の中の循環をじゃましていないのかとか、心配になった。
欲しい気持ちもあるが必要ではない。と、言うところかな。

でもこの体験は新鮮だった。
もし、バリバリ働くのなら、あのピシと伸びた姿勢や、開かれた胸、
自信にあふれた胸の隆起を持っていたら
どんな人と会っても、どんな困難なプロジェクトもどんどん前に進みそうだ。
人格まで変えそうなボディメイク。
これもありだ。
髪型を変える、メイクを変える、下着を、体を変える、服装を変える。
それで、その場所でその時に必要な私に変身することができたら。
生活の中にも、そんな場面が時々ないとず~と楽なままではふやけてしまう。

次回の測定日に、私の測定値にあわせて作られた下着をつけるという。
楽しみだ。こんな研究の改良の上に、女性をより美しく見せる進歩があるのが面白い。