キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

誕生日かあ・・

今日誕生日を迎えて42歳になった。
35を過ぎたあたりから、あれ?今何歳やったっけ?と
自分の年がわからないというかぼやけてきている。

なぜ、私はこの両親のもとに生まれ、なぜ私の子らは私のもとに生まれたか。
うんうん苦しんでずっと悩んできて、不思議に思うことだ。
以前紹介されて、読んだ本。幼い子らに、胎児のころ、お空にいたころ、
前世についてインタビューした本で、その中の答えで最も多かったのは
その母たちの一生を見て、
「楽しそう、幸せそうだったから。」と、もう一つ、
「かわいそうだったから、寂しそうだったから。」この母を選んで生まれたというものだった。

間違いなく、私は後者の答えで母のもとにきたであろうし、
間違いなく、子らも寂しそうと思って私のもとに来たであろうと思う。
私は、その母の悲しさや寂しさの強さに飲み込まれてしまった。

ある意味その本のスピリチュアルな世界に浸ると、
何のためにここにいるのだろう、何とかしてあげないといけないのかなと使命として思うことがある。
が、子らには純粋にたくさんの喜びと、楽しさをもらっている。
母になれるとは想像もしていなかったから。
私の寂しさは十分に癒してもらった。

母とは何なのか。
母になって、母と重ねたり、鏡のように比べたり、
全然遠くへ離れたり。縛られている。

誕生日は、私は私という全く別の一人として生まれて、今、いるのだと感じる。
子らの、美味しそうにケーキを頬張る様子を楽しむ日。