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キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

ママの良い時代、頑丈なトンネルは作らない。

子育てに悩む母たちをトンネルの中に閉じ込めているのは
子育てに対する困難さか、子育てに関する悩みかと言えば
そうではないことが多いのではないかという気がする。
私はそうだった。
子育てに没頭できて、その時間にどっぷり過ごせるのは幸せだ。
うまくいかなくても、その改善策や工夫を重ねる時間があるから。
助けや、経済的安心や、心の余裕や、体力や、おおらかさや大雑把さがあれば。

実は、そのトンネルが狭ければ狭いほど他が見えなくなって、
その目的の達成感も満足感も大きいのかもしれない。
そのことのみに時間やすべてを投入できれば。

また、そのトンネルが広ければ他のものが見えやすく、
たくさんのことへの配慮やこなすことができれば、できる人と尊敬されるのかもしれないが、たいていは心や、集中力が分散されて、あっちこっちに手を出したりしてオーバーワーク。
バランスが崩れやすいのじゃないかな。
子の欲求の「今、今すぐ」に対処する心や時間の余裕がないんだな、
何かをしながら子育ての、他の作業を中断する欲求不満の積み重なり。

今日は京都府南部中部も大雨警報で子らは休校、休園。
次女の時計の読み方ドリルの傍らに座ってみていると、
「いいなあ、ママの良い時代に生まれて。
 ママにそんなんしてもらったことないで。」
と長女が言った。

ママの良い時代 = ママを独り占めできる、穏やかなママでいてくれる時

そのために、別のトンネルに入る軌道修正をした。
時々休憩所としての緊急出口を設置した。
トンネルを作る山を小さくした。
トンネルを断つ、トンネルを引き返すこともありにした。
壊しやすい頑丈なトンネル作らないことをした。
一人で歩かないでよいように、山を登るのも、遠回りするのも状況判断するようになった。

でも、ママは、女は一人で急ぐからトンネル使うんだよね~。
先回りするために。用意周到、先を見すぎて。
小さな子らに「待って」は通用しないから。

ママの良い時代と言ってくれるのは、子らの成長が、ママと一緒に歩けるようになったから。
おんぶもだっこも必要なくなって、ママも両手が自由に使えるようになって、
幼子のおぼつかない足元ばかり見ないでよくなって、
前も、空も見えるようになったから。
ママの良い時代と言われたのは的中。急所に当たった。
いつも子にも、ママの良い時代でありたかった。