キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

夏の民博

9月5日の毎日新聞の朝刊に、夏休み毎日新聞大阪本社学生新聞主催の
民族学博物館で開催された「アフリカンビーズ探検隊」自分新聞を作ろうの
報告記事が載った。
参加した我が子たちが写った写真は、最古のビーズはダチョウの卵を小さく砕いて穴をあけて、動物の靭帯を糸にして通したものだと教えてもらった時のもの。

万博公園には企画美術展など最近も行ったのだったが、
民族博物館へ入ったのは中学一年生の社会見学以来。30年ぶり。
子たちと行くのは初めてで、モノレールに乗り、
太陽の塔の顔と同じ高さの目線で迎えられる景色に声が上がる。
こんな風に、かつて日本の、外国からの来場者が迎えられたのだとその時代のわくわくとした昂揚感まで感じてしまう。

当日は、幼い次女まで「毎日新聞社記者」の腕章をつけてもらい参加することができた。
長女は夢中で館内の展示に圧倒されていた。
この日は、アフリカンビーズのみにクローズアップされた企画だったので
他の展示は見る時間がなかったので、行先に困った休みの日ごとにまた来て、
地域ごとの展示を楽しむことにしよう。

私が来た中学一年生の時、
国語の授業で、民博を題材にした川柳も作った。
その時同級生の詠んだ句が忘れられず、時々ふと意味もなく思い出しさえする。

オセアニア 僕の先祖も いたかしら

ルーツに思いめぐらし、一所懸命に体と知恵を使い、自然と共に生きていた遠い昔に暮らしていた私を思い出すように想像する。
楽しい妄想つきの民博探検。
レプリカでもいいから、触って体験できる展示が子たちと楽しめるための展示方法リクエスト。
インドネシアガムランと言う楽器の演奏体験は、子たちと合奏できて楽しかった。
次回行っても、やりそう。

下、写真は木のお面にビーズで装飾したもの。
記念に長女も次女も被らせていただいた。海のない地域でも貝殻のビーズが使われていて他民族との物流や諸外国との交易がうかがい知れる。

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