キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

麦のち春

朝の連ドラ「マッサン」が終わった。
半年のお勤めを終えたような気分だ。
朝あの時間に中島みゆきの「麦の唄」を聞くことはない。
毎朝、あの歌声にふるさとになるはずだった場所を想い、
毎朝、あの歌詞に自分の弱さや未熟さ、有難かった時間の続きを惜しみ、
毎朝、主人公たちの一途さと慈しみ合いが、私の失敗を思い知らしめた。

秋から冬を経て、春。
今年の春はいい季節だと、しばらくぶりに思えている。