キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

炊きものの合間に

なじみの肉屋から三枚肉の皮つきをかたまりで取り寄せていたが、この何年かあぐー豚の一頭の単価が高値であるらしく、あぐーばかりそだてているらしい。普通の豚肉が、手に入りにくくて希少になりこれもまた高くて、送料を上乗せされてはもう手が出ない。近…

後悔する日もしない日も

エステやボディのトリートメントの施術をしていると身の上話になったりする。私が離婚したシングルだと話したら、「後悔したことない?」と、ストレートに聞かれた。もうすぐ2年になろうとしているのだ。もう、答えられる。「後悔も何回もしました。毎日、…

もう無い

TVを観ていて、比良山のロープウエイが廃線になっていたことを知る。2004年だそうだ。秋、紅葉の季節、交際中だった元夫と乗って、行った比良山。無くなったことは残念だけれど、無くなっていくことがうれしい。あ~。もう無いんだ。という、「もう無い…

魂の友

今日、懐かしい人を見かけた。つい何日か彼女のことを考えていたから、驚いた。彼女も私に気がついていたかもしれないが、彼女も私に声をかけなかった。私も声をかけなかった。彼女と話すほど元気にもなっていないし、きっと私はあの頃のままだということを…

絵を切る

宇治市も、もうすぐごみの有料化が始まるだろう。いろいろなサービスが打ち切られたり、経費としての削減がされている。宇治川太閤堤跡公園の整備をされているが、宇治上神社、平等院の世界遺産と宇治川の景色があればそれで充分で宇治市民としては、時間が…

月夜の海

同じ敷地内に建つ隣家は、父の姉夫婦の家。もう90歳。2人がそれぞれ施設に入居してもうすぐ一年。今は空家。その家の平屋の屋根には、青いきれいな釉薬の瓦が小さなおだやかなさざ波のように月の光をうつしていて、好きだ。本当に月夜の海みたい。私には…

栗ご飯

栗ご飯を炊いた。母のいない台所。友人達と一泊旅行。めったにない私一人の台所。私が決めて、私の台所時間、私の時間。栗を水につけておいて、外の皮をむき、渋皮を削るように剥く。硬い。この作業がつらいのだけれど、栗ご飯を炊くためには絶対しなくちゃ…

今は宇治の市民だ。田楽祭り

宇治の田楽祭りが終わった。月が出ていた。風が冷たかった。子たちは去年よりも、一昨年よりも踊りが上手だった。しの笛をふかせてもらえる曲数が増えた。同じ宇治に住む市民の一人として、大人も子供も、知り合い、共同することは心強い。こんな一つ一つに…

祭り

子たちを連れて家を出るまで住んでいた集落には、無形文化財に指定された古くからの祭りがあった。家の前の道を降りて行ったいつもの見慣れた浜辺が祭りの場になる。その日のために長い時間をかけて食材や、船をこぐ練習や、舞の練習やたくさんの準備をする…

ギュッ

夜、その日の用事を全て済ませて私の就寝。座敷に3枚並べた布団。私、次女、長女。乱れた掛布団をかけなおしてやりながら次女のそばに横になる。「ちょっとギュッとして」と声をかけると寝ぼけたまま、何も言わずにギュッと抱きしめてくれる。熱い体温。い…

電話を受ける事

いくつかの仕事を掛け持ちしていて、その場所、その時で、名乗る名前や、屋号は違う。電話を取る一瞬、今がいつで、今どこで、何者として電話に出るのか自分を確認してから出る。これからどんどん年をとって、いつか、いろんなことを忘れて、自分や、子の名…

朝と長女

長女中学1年生。朝が起きれない。通常の学校があるときは、基本起こさない。あなたの責任。もちろんクラブ活動の時も起こさない。自由活動、自主活動。だけど、休みの日は起こす。朝食の時間や、洗濯や、布団干しや、出かけるならすべてに影響する。でも、…

耳鳴り

次女が耳鳴りがするという。ずっとしてるという。心配になって、受診すると、厄介な症状だという。耳鳴りも、外の他の者にはわからない症状。どんな耳鳴り、どんな音で、どんな大きさで・・・いつものように大の字になって寝ている次女の耳に耳を寄せて聞こ…

ステンド硝子

9月の末で朝ドラ「半分青い」が終わった。ラストが予想外でと言っていた出演者の言葉に、え??予想通りやったけど。って思いながら。今月また新しい朝ドラ「まんぷく」が始まって、ドリカムの歌声の~~丸まった背中に もらい泣き~~のフレーズに自分のだ…

数の答えは一つ

長女の2学期の中間試験1週間前を切ってます。夏休みから夜9時~11時は彼女の自習時間。私は同じ食卓のテーブルで数独したり、新聞読んだり、本を読んだり、彼女の方程式の問題練習をしたり時間を共有している。宇治の、あるNPOの労務や給与計算の仕事…

冬の体へと

夏の間、少しでも紫外線に当たる時間を短くしようとほんの数分の距離だが通勤に自転車を使った。で、もう日射しも和らいだのでまた歩いて通勤しようとふと鏡に映った姿を見ると、一時ヒップアップに勤しんで、まずまずだなと思っていたラインがそこに無い。…

金木犀

今年、金木犀の花のにおいをかぐと、もう年末だなあと感じてしまった。そして、異常に食欲の高まりを抑えるのに苦心した。「ママ冬眠するん?」と次女にからかわれる。今年、庭の夏椿が咲き始めるのが早かった。咲き終わるのも早かった。ユリの花が咲いた頃…

運動会大好き

10月、次女の小学校の遅い運動会が今日ある。楽しくってしょうがない学年演技のダンスを毎日のように家で練習するからもう十分見せてもらって、もう観んでエエンちゃうかというほどだが、親の何とかで一番輝いて見える我が子を観よう。「運動会大好きや~ …

請求書0円

授業参観へ行った。道徳の時間。「お母さんの請求書」だいすけ君がお母さんに請求書を出した。おつかいに行ったお駄賃100円おそうじしたお駄賃100円そろばんのお稽古に行ったご褒美200円そうしたら、お母さんから400円。そして、お母さんからも…

45歳になりました

9月25日、45歳になった。とても自然なことだ。毎年、一つ歳を重ねて積み上げていくということは。そう、思えた1年だった。いつも通りのその日を、いつも通りに朝をはじめ、仕事へ行き、無性に食べたくてリクエストしたミートスパゲッティとグラタンが…

手作りドレス

次女3年生が夏休の工作として作った作品を宇治市の子供手作り文化祭に並べていただいたので見に行ってきた。たくさんの子供たちの夏休みや物作りへのエネルギー、ユーモアがあふれていてちょっとそこらの美術館でエライ先生方の作品を見るより面白い。次女…

9:00PM~11:00PM

2学期が始まってからも、夏休みからの習慣とまま長女中学1年生の自習時間を9:00pmから11:00pmと決めている。食卓テーブルを片づけたり、家族の解散時間がずれ込んだり、当の本人のダラダラがおさまらなくて多少の始まりの鈍さはあるがこの時…

見たかったもの食べたかったもの

長女のクラブ活動が土日もあったりしてなかなか日程を合わせて皆で出かけることが難しくなっている。滋賀の佐川美術館で開催されていて行きたかった生誕110年田中一村展の最終日に間に合って、たねやラ コリーナ八幡店へ焼き立てバームクーヘンを食べに行っ…

電波に乗って

宇治にもコミュニティFM放送がある。今回、3回目電波に乗って話した。一回目は20年以上前、FMうじの開局の頃。DJをしていた友人田中志穂ちゃんに呼ばれて、イタリア、スイス、チュニジアを1か月ほど旅した時のことを話した。フレスコ画の工房へ研修に行った…

朝ドラのキス

朝はたった15分でも朝ドラを見る時間がないので夕飯の時に録画をみんなで見る。見たのは夜だけど、朝ドラでキスはNHKじゃないみた~い!「いいなぁ~。」の、ママの感想に、ニヤぁ~とする顔(次女)と、冷ややかな顔(長女)。こんなん、どんな顔して親と一緒…

はまり中、韓国ドラマ

今、韓国ドラマ「雲が描いた月明かり」を子らともどもメチャメチャ楽しみに見ている。毎火曜日の21時~2本立てで京都放送でしているのだけれど、次女3年生は、もうその時間はお眠。長女は中学生になってから自習の時間を決めている21時~23時。クラブをして…

朝ドラと一緒に

今の朝ドラ、半分青い。今までの朝ドラと全く違う。私と同じ世代の主人公たち。私たちの子供だった時と重なるときも、覚えのあることも、懐かしさが甘くも、痛くも、可笑しみも。毎朝の15分の時間がないので、夕食時に皆で見ている。もう、終わりに近づいて…

怖いものの一つ

市の特定検診へ行った。去年は行きそびれた。その前は、行く気がしなかった。その前は、生きたくないと思っていた。その前は、人間ドックが辛すぎて、もういいやといかなかった。その前は、40だし、と半日人間ドックに行った。その前は、なんとなく行った。…

極夜行

子供の送迎などで図書館や書店に行って時間つぶしする時間が少しはあるが、本を読むという時間を捻出することが難しいので、読む本を選ぶことに慎重になる。以前から好きな著者や新聞や雑誌の書評で気になる本を手に取ることが多い。作家、探検家の角幡 唯介…

下保先生

日本画家の下保 昭先生が、7日亡くなったという訃報を新聞で知った。四半世紀前、私が美術短大の学生だった頃、初めてお会いして声をかけていただいた。その時、夕焼け空に電線が連なっている絵を描いていて、その電線の最初の一筆を入れるのを怖がっていた…