キツツキの穴

日々つついた穴を埋めたり、のぞいたり、もっと深く大きくしてゆく穴掘りメモ。

鳥の巣

7月6日、野鳥が卵を温めているのに気づく。

うちの鬼門に南天やヒイラギの木が植えてある。
勝手口の通路の脇に。
毎日1日幾度となく通る勝手口の先に。
そのヒイラギの枝に、鳥の巣が作られているのはもう少し前から気付いていた。
細い枝と、荷物のビニールひもを細く裂いたもので作られていた。
私の目の高さより少し上の高さ170センチくらいのところに。
掌ですくえそうなくらいの大きさ。

そこで、突然に母鳥が、1日のほとんどをその巣の中で卵を温めはじめた。
野鳥に詳しくないが、しゅっとスマートで、尾は巣からはみ出ていて、
一応気を使って巣の脇を通る私たちを警戒するように頭をあげて、その黒い目とちらりと目があう。
先週は、夕方急に暗くなったかと思うと土砂降りの雨という日が何度かあった。
母鳥はけなげにも卵の上から離れず、もう一段上のヒイラギの枝に守られながらも、雨に濡れながらじっとしていた。
このまま、幾日かすれば可愛いひなが生まれてにぎやかになるのだろうと、
楽しみな気持ちを書き記すページになっていただろう。
もっと、早くに書いていれば。
だけど、昨日から母鳥は帰っていない。
2個の卵を巣に残したまま。
母鳥。
母鳥。

折り鶴

長女6年生が、宇治市が募集していた長崎平和訪問団に応募して
一泊2日で8月8、9日平和式典に出席する機会をいただいた。
事前研修、事後報告、作文、平和フェスタなどへの出席などしなくてはならないこともたくさんあるだろうが、
この上ない貴重な体験をする小学生最後の夏休みの一つとなる。

その一つに、千羽鶴の100羽を折るという宿題。

困った。
子らに、折鶴さえも腰を据えて折り方を教え、楽しむということすらしてこなかった。
母の失敗。
日本人なら折り鶴くらい折れる、折れなくちゃ。
なんて思っていたのに、自分だけ折れて子は折れないなんて・・・
土曜の夕食後から、早々と食卓を片づけて、まずは所定の小さい折り紙は難度が高い。
練習用の折り紙を使って癇癪や、ヒステリーを起こし、自分の下手さに毒づきながらの
第一夜。早々に終幕。

第二夜、日曜日、次女2年生も自分の折った鶴も連れて行ってほしいと羽や顔になる前のひし形の部分までを担当し、分業制に。集中して、理想のシャープさと美しさをイメージして、まだまだ練習。

第三夜、今夜はグンと上達して、折る作業の中に、心も込めることも。

そろそろ本番。
しばらく、毎夜、小さな手と、大きな手、家族総出で100羽をつなげて
長崎へ連れて行ってもらう。

いつもの日曜日じゃなくなっていく

日曜日は、子らのためにも、仕事は入れない日にしている。
が、長女6年生は、時間つぶしにも、一人になるためにも、校外活動を休日に入れ始めた。
校区内、または近隣の沿線内の行き来は積極的にさせている。
今日も、その日。
次女とどう過ごそうかなあと思っていたら、
金曜日、同級生たちと約束してきていた。
記念すべき、友人宅へ行く、初めての記念日。
どこで、何時に待ち合わせして、みんなの持物を決めて、
ぬりえ道具、ビーズ遊び、カードゲーム、近くの公園に行く計画、
帰りの解散の時間。
前日には、みんなで食べたいからとマシュマロを手づくり!!
いそいそと、出かけていきました。

今日は、最高の一日やった~~!!

と、寝るまで何度も言っていた次女2年生。
心配もあるけど、いいなあ~~!楽しんでるなあ~~!
今度は家に友達呼んでいい?
うん、ママのいる日に。と、楽しい女子たちが来るのを楽しみにしている。

今日の日曜日、久しぶりに午後から数時間一人になったよママは。
家に、昼間居るのっていいなあ。って、久しぶりに思いました。

餃子DAY

一週間に一回でも、餃子でいいと思うくらい好きだ。
カレーとおんなじくらい好き。
大きなホットプレートにいっぱい焼く。
この日は、餃子ONLY,餃子DAY。
ビールと餃子のみ。
焼き餃子96個。
ミンチ肉800gに、キャベツか、または白菜をたっぷりとニラ2束。
にんにくは入れないで生姜をたっぷり。
三条の明治屋でお気に入りの餃子の皮を手に入れて。
大人4人、子供2人。で、ペロリ。
ハフハフしながら、それぞれの好みのつけダレで。

次女2年生は、神妙な顔をして、ラー油を慎重に一滴、二滴といれる。
長女6年生、TVで見た、酢とコショウで食べている。
ジイジは何でもポン酢味。
銘々、ニンニク醤油や、こだわりのラー油や、酢をブレンドして。

野菜を黙々とみじん切りにし、
96個の餃子を包む。
子らは水餃子用を包む。
ただ、それだけの餃子DAY。

髪が伸びて

あっという間に、
一年の半分を過ごしてしまった。
久方ぶりに感じる時間の流れ。

半年がたったんだなあという感慨と同時に、忙しすぎて美容院に行く時間も
確保できていないことに気づく。
しょうがないので一つに束ねて、出来るだけ高いところでアップにする。
エステの施術スペースは壁の一面が鏡になっている。
その中の私と目が合う。
今日の私は、夏風邪をひいていてマスクをつけている。
目元しか見えない。
アップにしているせいか、目元がいつもより少しきりりとして若々しい。
ユニフォームは、白のシャツ。
アップにした久しぶりの私が、一瞬結婚式の日の私を思い起こさせた。
一番美しかったころの私。アップにして、ベールをかけて、花で飾って、
白いドレス。

アップにすると目元の皮膚をリフトアップするからいいもんだなあ・・・とか
マスクで口元を隠してるから、老けさせるのは口元やフェイスラインの弛みだなとか、
うなじの美しさは健在だなと自画自賛した。

少しの時間の隙間でも見つけたら、
また、バッサリ切ろう。
しばらくは、のびた髪を持て余しながらもう少し楽しんで。

結婚祝いにと、妹が買ってくれたドライヤーが、
いよいよダメになった。
電気のコードがくるくるっとなっていて絡まないので気にいっていたのだけど。
13年、ご苦労様ありがとう。もう限界と、唸りまくっていた。
あの頃の最新、高機能だった。
これからは、静かで、高機能で、今の最新のドライヤーに代わります。
もうしばらく髪を伸ばしてもいいかなと思ってしまうかもなあ。